バレンタインデー
今年ももうすぐバレンタインデーがやって来る。女性が男性にプレゼントをするというのは日本独特の習慣らしいが、洋菓子メーカーの煽りも受け、お年寄りから小さな子供までがちょっと気になる騒がしいシーズンを迎える。
最近は、バレンタインデー直前の混雑したお菓子売り場を歩いても人ごとのようになってしまい、そんなことで良いのかなと思ったりもするが、昔は本命か義理かにかかわらず心を込めて送った。
まず、本命以外の場合は名前のリストアップ。取引先、社内、それ以外でお世話になった方々等。。特に取引先や社内は、同じような立場でもらえない人が出てきて気を損ねさせては逆効果なので、ついつい大目に購入してしまい結構な金額になる。また、郵送する場合は小さめで平べったいチョコを選んだり、辛党の人にはチョコ以外を探したりと揃える迄にも手間暇かかる。当日は、取引先と社内への持ち回りで時間を費やし、前日は遠方の取引先へ発送の手配、おまけにカードも添えねばならず仕事などしてる場合ではなかった。
本命はと言えば、それはそれで頑張った。手作り系は勿論のこと、(時代がバレるが)手編みのセーターとか、おまけに点と線だけで構成されたような相手の顔を利用し、そっくりな手作り人形に同じデザインのミニチュアセーターまで着せて作品を仕上げた。勿論、相手のご両親にも抜け目無く送る。自分で自分を褒めてやりたい。
そんなことを何年かやっていたが、どこの国だったか忘れたが大地震が起こったのをきっかけに、食べるものも食べられない人がいるのにチョコ等配っている場合ではないという尤もらしい理由をつけ、その年以来自主的にやることは一切やめた。
初めてチョコを送って以来30年は経つが、本当は嬉しいのか、本当は面倒なのか、男性の心理は今だわからない。






