変化を起こす難しさ〜 Part1. ポイ捨て〜
この写真を見て、皆様はどう思うでしょうか。
これは、先日行った富士山の写真です。ご存知の方もいるかもしれませんが、今、富士山にはたくさんのゴミが投機されています。4、50人ほどで1時間くらい掃除すれば、数トンのゴミが集まります。私は土に隠れたゴミを掘り起こしながら、誰かが何気なく捨てたゴミであっても、拾うのにはその数倍の労力がかかることを痛感しました。
では、人はなぜ捨てるのでしょうか。
人によっては、富士山を登る途中で、面倒だから捨てていくのかもしれません。また、個人の損得感情などでも捨ててしまう人もいるようです。
富士山の環境を守る活動を行っている富士山クラブの統計では、電池類などの鉄くずやタイヤなどに加え、産業廃棄物、医療廃棄物も多く投機されているようです。
では、どうすれば、この状況を変化させられるのでしょうか。
例えば、法律を厳しくすれば、変化は起こるでしょうか。おそらく起こらないでしょう。トップダウンで人を縛れば、急な外部環境の変化に納得できない個人は、遵守するのが面倒であるとか、金銭的に損するのが嫌であるといった感情を以前同様に抱いてしまうため、現状と変わらない行動をとるでしょう。
私の考えとしては、ボトムアップに変化を起こすべきだと思います。例えば、タバコのポイ捨ては、地域によっては、かなり減ってきているようです。タバコのポイ捨ての場合、人々がポイ捨てという行動を目の前にし、嫌悪感を表し、現状に疑問を投げかけることで、ボトムアップに改善が行われた1例だと思います。
確かに、富士山でのゴミ問題のように、普段、人々が直接は目にしない場所での環境破壊をボトムアップに変化させることは難しいかもしれません。しかし、例えば富士山クラブが作成している「ゴミマップ」(GPS付携帯電話を用いて、毎日のゴミの不正廃棄量、位置情報などをWeb上で提供する仕組み)等により状況が可視化されることで、人々の意識が変わる可能性は高くなります。
地球環境は全員のものです。そう考えれば、捨てる人以外はみな被害者となります。こういう意識が人々に広まれば、おのずと個人の行動は変わり、良い仕組みができあがっていくのではないでしょうか。






