コラム

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記憶障害


先日、私の人事異動の発表がありました。皆様も経験があるように異動が決まると急に人気者にでもなったかのように送別会のお誘いを頂くのですが、今回、現部署の温かい上司・同僚・後輩が真っ先に私を含めた異動者の歓送迎会を開催してくれました。
恒例行事ではあるものの、その日は一段と盛り上がっているように感じられ、1次会⇒2次会⇒3次会、その後ラーメンを一杯!と、一部の参加者は拡大ロングバージョンで時間が流れていったようです。

翌日、大きな問題に直面しました。朝起きた時点で、二日酔いにも到達しない泥酔状態で真っ直ぐ歩けない状況。なんとか体を引きずって会社迄辿りついたものの、午前中は苦しく何も出来ない状況。そしてもっと恐ろしいことに、前日の記憶が2次会の途中から殆ど無いことに気付いたのです。更には、前日着ていたスーツの上着も無いことも発覚。

会話が出来るようになった午後、恐る恐る周りの人間にお礼と泥酔の謝罪を始めたところ、私自身、若干陽気ではあるものの最後のラーメン一杯まで比較的普通に振舞っていたと皆から言われました。後から気付いたのですが上着についても自分でしっかり受付で預けたようで、番号札がズボンのポケットに残っていました。
ショックでした。酔い潰れていた訳でも無く、暴れまわっていた訳でもなく、最後まで普通に振舞っていながら約半分の記憶が無いという初めての経験がとてもショックでした。

この出来事について色々と調査して見ると面白いことが分かりました。記憶機能は「記銘」「保持」「追想」の3段階から成り立つとされています。「記銘」機能により覚え込み、「保持」機能で維持し、「追想」機能によって思い出すらしく、記憶の障害は「記銘」の障害と「追想」の障害に分けられるそうです。前者は疲れている時など集中力を欠如している場合か、加齢による生理的な記銘力低下が主で、後者で最も多いのは記憶減退(健忘)だそうです。
いずれにしても、どこに障害が出たのか悩んでみたり、記憶無くても普段どおり行動した自分を少し褒めてやったりしている最中、知人より一言「君のは、単なるアルコール性記憶障害!」との連絡が。知人いわく、どうやって帰ったかも全く覚えていないのに、ちゃんと自宅の布団で寝ている等は「手続き記憶」という記憶の中でも最も原始的な記憶のおかげだそうです。毎日習慣的に行っている行為は、酔いの影響をそれほど受けないようにできていて、決して優秀だから、という訳ではないそうです。
ホッとしましたが、また少しばかり凹みました。
皆様もお酒に過信は禁物ですので程々に。

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